オレルス(Ollerus) ★インテレオン♂
「ダメダメ、任務以外では武器は持たないようにしてるんだ。任務だって対象を無意識に刷り込んでからいくんだから」
「…………あ、これ水だ。沸かすのまた忘れた……珈琲溶けるかなこれ………」
「小さい頃はね、酷かったよ。『気に入らない』って思ったら次の瞬間にはそう思った人が転がってるんだ。少しは治すことができたけどね、今でも恐ろしいよ」
うっかりや(物音に敏感)
年齢 / 27歳
身長 / 180㎝
一人称 / 僕
他称 / あなた
メテオラに属するスナイパー。上司はカリスト。
ふんわりとした温厚な男性。進化前の癖が残っているのか大変涙脆く、絆されやすい。黙っていれば種族なりの顔の良さだが、喋ればお察しな少し残念な大人。
どう見ても職業間違えている男だが、どんな相手も確実に仕留める凄腕の狙撃手。
マフィアに育てられた生粋のマフィア。当然ながら価値観もそれに準ずる。
彼の「うっかりや」は、極端な無意識下の行動の隙のなさに由来する。
「無意識」で全ての任務を遂行できる天性の狙撃手であり、例え感知能力の持ち主であろうと、絶える瞬間すら気付かせることは無い。
幼少期は災害のようだったその能力をたたき上げ、補助が必要ながらも自身の武器にまで昇華させたのは彼の努力の賜物。
その為、精神コントロールに長けたカリストのサポートが入る任務以外では、無意識の行動の抑制の為に決して得物を持ちたがらない。
そんなわけで有意識での行動を必要とする実生活ではビックリする程ポンコツ。
お湯を沸かしたつもりで火にかけていない、忘れ物は当たり前。歩けば迷う転けると、可哀想になる程にうっかり屋。本人もそれを想定した行動をしているので、実害だけは少なめな様子。
仲間の面々も慣れっこで、日々仲間に助けられているそんな男。
災害のような存在だった幼少期
幼少期は自身の性質がコントロールできず、たくさんの人々を傷つけた。
未熟さゆえに他人の命を奪うまでは至らなかったが、危険な子供がいると通達を受けたメテオラがその処理に向かい、オレルスを見つけた。
「何が起きてるかわからない、こわい」と泣く子供をカリストが引き受け、タカドノと共に対策を考案、教育を続け、武器を持たない状態でなら無害なところまで訓練する事に成功した。
それが現在のオレルスだが、日常生活が可能になったオレルスのポンコツ具合は想定外で、結局そのままメテオラに居付き、恩を返すといい、自身の性質をスナイパー向きへと叩き上げた。
本人の本質は努力家であるので、子供の頃から世話になっているタカドノ拠点の巨人の腰かけ、または橋の間のカリストの拠点のメンバー達と生活することで事なきを得ている。
自分がどうしようも無いことから、大体の事には寛大。