サウレ(Saule) ソルガレオ
「本当なら私一人ですべきことなのだが、弱ったこの身ではそれもままならぬ。すまない、シュトヴカ。力を貸しては貰えないだろうか」
「星の子と呼ばれるのは、実は少し苦手でな。サウレと呼んでほしい。呼び捨てで構わないぞ」
「ああ、きっと貴様の言う通り、簡単な事ではないだろうさ。それでも私は、彼女と添い遂げる未来を掴みたい」
陽気(物音に敏感)
年齢 / 年齢の概念を持たない
身長 / 165㎝ (男性体だと190㎝↑)
一人称 / 私
他称 / 貴様
太陽の水先案内人、異界からやって来た”星の子”。
異界、もといウルトラホールからアローラの守り神に助けを求め、ボロボロの状態で転がり落ちてきた青年。
全く同じタイミングで彼岸の遺跡に(不法)侵入してきたシュトヴカに申し訳ないと思いつつも、他に頼れる者無しと彼に護衛を頼んだ。
旅中では戦闘能力を持たない為、戦力にカウントされていないが、各地の守り神を巡り、Zの力を分け与えてもらう事で、再び祭壇に戻ってきたとき、ソルガレオへと進化を果たす。
本来は男性だが、本姿は彼の旅の目的のなかでの出来事(後述)により、女性へと変化した姿。
とはいえ根は男性に寄っている為、ところどころ男性的な仕草が垣間見える。
太陽のように眩しいほどに光属性、大胆で、また優しく包容力のある性格で、意識せずとも他者を絆す。
直向きで臆せず求める未来を語れる強い心の持ち主で、対局を見れる公正無私。けれど、大切なものの為には自身を顧みない危うさもある。
基本順応能力は高いものの、アローラに関しては世間知らずの部類。
放っておくと迷子になるので、振り回されるシュトヴカは堪ったものではなく、それを見ているスコルがため息と共に協力する……と、意図せず不和の強い旅仲間の緩衝材となっている。
世話になっているなりに、それぞれの思惑や気質はしっかりと感じ取っており、特にスコルロープに関しては、歪んでしまった「愛情」を、元の形へと導いてやれないかと気にかけている。
サウレという存在と、その番のメーネッスという存在の関係
「本当なら、私はソルガレオとなる星の子として、使命の為にここに来たはずだった。……途中、妨害を受けて力の大半を奪われてしまって、そこで彼女とも逸れてしまったんだ」
「私が愛しているのは『メーネッス』という星の子だ。彼女以外を番にするつもりはないし、彼女が彼になるならば、私がそれに合わせれば済む話だ。 ──子を生む役目がないのなら、私も男のままでいたが……役目を放棄してしまうと、メーネッスとは共にいられないのでな」
夜を映した群青の髪に、星の輝きを宿しており、「星の髪を持つ青年」と呼ばれていた美丈夫改め美女。
ホールの外で、守り神に守られながら、人を導く手段を模索していた方のコスモッグが進化したソルガレオ。
既にコスモウムへの進化が近く、放り出される前からソルガレオへと進化するよう天啓を受けていた。
助けを求めて転がり落ちた先、守り神の地雷を踏んで言いなりにならざるを得なくなった男性に預けられ、番のコスモッグを探すためにアローラを巡る。
同時に、元々蓄えていたはずの力を奪われてしまっており、守り神からZの力を分けてもらうため、各地の遺跡を渡り歩き、最後には日輪の祭壇へと舞い戻り進化を果たした。
記憶をなくしていた番が、男性になりたいと望みながら、迷いなくルナアーラに進化していた事に深く安堵し(それに深い愛を感じて)(※事実は不明)、既にソルガレオに進化していたが、彼の希望する男性を明け渡し、女性をとるようになる。
昔から臆病なメーネッスを守るのは自分だと疑っておらず、また、依存という形でも自分を第一としてくれるメーネッスを本気で愛していた。
それこそ、広大なアローラでようやく見つけたメーネッスが、記憶を無くし、「彼」になっていても、落胆するどころか、ただ健在であったことを喜んだ。
最愛の人の意志を尊重しようと一先ず接触を試みたところ、自分の声で一瞬で記憶を取り戻したメーネッスに“やはり彼(彼女)しかいない”と心の底から感じて、この愛の前には性別など些末なことだと気合いで体を作り替えた。
今では彼の子を生む日が楽しみだというなんというかとても強いひと。
基本的には何でもすんなり受け止めるが、メーネッスの騎士像が自分だと知ったときはさすがに照れた。
メーネッスを大切に思うあまりに、より強い光を宿す己だけでネクロズマの件を解決しようとし、逆に取り込まれ、命を落としかけるが、メーネッスとその仲間によって何とか救出される。
※その時に「メーネッスはもう立派な私の騎士だな」とメーネッスを思いっきり赤面させる。
ただ平穏に笑っていて欲しかっただけのメーネッスに「自分をもっと大事にしてください、もう私を一人にしないで」と泣かれ、ようやく自分を大切にするようになる。