アートラバン(Artelaban) ★リザードン♂
「非合法な事なんざしてねえよ。ただちょーっと多めに上乗せさせてもらってるだけ。ビジネスだよ、当たり前のことだろう?」
「この俺様が、ただの”優しいママ”に従うように見えるか?……そういうことだよ。あれは母親なんて枠に嵌めるなんざ勿体ない女だ」
「なぁボス。……マム! いい加減そのアートちゃんって呼び方やめねぇか……?どう見ても違うだろう、色々と」
「カリスト! 今日の”成果”だ、あとはお前の役目だろう、さっさと連れてけ」
陽気(物音に敏感) キョダイマックス
年齢 / 25歳
身長 / 186㎝
一人称 / 俺様
他称 / 貴様
鱗の湖とその周辺を任されている幹部の一人。粗暴で横柄な男。
幹部としての役割の傍ら、商人としての顔を持ち、メテオラの資金繰りを担当している。
一般には出回らない貴重アイテムの流通の一端を担っており、表の世界から裏の世界まで手広くコネクションを持つ。その傍ら、違法に売買されてしまった個体の保護も行っている。
彼の部下もそういった入手の難しいものの回収や、密漁などに手を染めるならずものの排除等を得意としている者が揃っており、また彼らは隠密に特化した戦闘部隊でもある。
アートラバンが表から正攻法で仕掛けると共に、裏から彼らが違法な手段に手を染めた者たちへ制裁を行うのである。
元々は強者を倒してまわる荒れくれ者として有名な一匹狼、もとい一匹竜。
ペレゼフォネに挑んだ際、いとも簡単にねじ伏せられ、その強さに惚れ込んで配下につき、今や忠犬となっている。
唯一、ボスではなくマムと呼べと言われることに関しては頭を悩ませているが、それが彼女の要望ならと受け入れている(ボスと呼んではマムです、と目で訴えられている様子)
力こそ全ての考えの元、例え自身の考えと真逆の事を指示されようとも従い、その忠誠心は随一。
その反動か、配下でありながら自身の考えを貫くタカドノが気に入らない。
また、メテオラには珍しい後天的適合者(キョダイマックス)であり、その力もヨロイ島での修行の末に手に入れたもの。
先天性の力を持ち、当たり前のように使いこなす点で、先天性適合者のタカドノは考え方の相違もあって非常に相性が悪い。
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出身はヨロイ島で、道場で働く幼なじみが二人いる。
横柄な態度が悪目立ちする一方で、彼らがヨロイ島の特産として売り出すミントなどの流通経路を確保し、取引に不慣れな彼らが不当に買い叩かれないように代わりに売買している面も。
意外にもメテオラ屈指の頭脳を持つため、駆け引きに関しては随一といえる。