カリスト(Callisto) イオルブ♀
「私?カリストだけど、貴方が私の名前を覚える必要は無いわね」
「貴方を迎えに来たのよ。大丈夫、誰も貴方を怖がったりしないわ」
「あの子は優しすぎるのよ。だから代わりに私がやるの」
おとなしい(ちょっぴりみえっぱり)
年齢 / およそ三桁
身長 / 160㎝(+20㎝程度浮遊)
一人称 / 私
他称 / 貴方
メテオラの女幹部。橋の間原っぱ周辺を管理域としており、伝達係を担うテレパスの使い手。
掴み所がなく、悠然とした態度を崩さない。何事にも動じないその姿は、心を見透かされている気分にさせる。
実際にテレパシーによって他者の心理を覗き見ることができ、諜報能力に長ける。
懐に入れたものには姉の様なお節介さを見せるが、逆に他者には冷酷で、メテオラのなかでは最もマフィアらしい。
他幹部からも「姐さん」と呼ばれ、現ボスからも頼りにされる古株。
テレパスは当然ながらオンオフの切り替えも可能であり、普段は本当に世話焼きなだけの姐御肌。
時たま強い感情が受け取れてしまう事はあれど、信頼している相手に対して使う事はほとんどない。
彼女の役割は、このテレパスを用いての荒事・危機回避であり、心を覗き見られることが不快である事は重々承知している。
その他、広範囲へのSOSだけを拾い上げる探知も行っており、これを利用して居場所を無くした者を見つけては、できる範囲で居場所を与えている。
ヒトの世界へのコネクションもある程度持ち合わせており、他の幹部による自立補助の上で、独り立ちへの橋渡しをしている。
幹部の中にはカリストの手で拾われ、いついたものもいて、それも姐さんと呼ばれる所以。
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現メテオラボスとは昔からの親友であり、彼女とその夫を引き合わせたのもカリスト。
娘のことも知っていて、共に捜索にあたっていたが、思念が途切れてしまった事でカリストでさえ探すことができなくなってしまった。
波導の様な個体固有のモノを感じ取っているわけではないので、”声”がしないモノは追えないのが理由だが、一人残された親友の事が心配なあまり、ボスと幹部という関係を超えて彼女を第一に行動する。
優しすぎるペレゼフォネの代わりに手を下す事も辞さないが、過保護になるあまり、覚悟を決めた彼女がカリストの思う以上に冷酷である事には気付いていない。
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元々は普通の寿命の個体であったが、「ねがいぼし」の影響で長命となった。
その”願い”が叶うまで、その寿命は永遠に伸び続けていく。