タカドノ

タカドノ(楼) ★ジュラルドン♂

「私はマフィアの幹部だが、ボスには了承を頂いた上でこうしている。他の幹部は知らんが、私の管理地で非合法な行いは相応の覚悟をしてもらおう」
「先天性のキョダイの力は、ある程度力をつければ必ず制御できる。こんな事で自分自身を嫌ってやるな、馬鹿者」
「ほう、力比べか。構わんが、私は強いぞ?」
「私の教え子がどこで何をしようと、彼らの自由だ。 生徒を使って組織を掌握しようとしている、などと世迷言、放っておけ。相手にするだけ無駄だ」

慎重(徒が好き) キョダイマックス
年齢 / 40代後半
身長 / 190㎝
一人称 / 私
他称 / 貴様

巨人の腰掛け、及びミロカロこ湖畔を任されている幹部。
元々は≪機関≫の上層及び、ヒトの元で自警団の教官を務めていたが、自らが力を尽くすべきはWAの方ではないかと考え、メテオラへの加入を希望してきた変わり種。
実直かつ厳格で、弱きを助け強きをくじき、ルールは重んじるが自らの信念に従い行動する。
よく言えば先入観や常識に捕らわれない開拓者だが、後述の通り郷に入っては郷に従えができない独立独行な男。

元々教官という立場にいただけあり、大抵のことは自己で完結出来るよう様々な事に精通しており、教育者として申し分ないポテンシャルを持つ。
その手腕は、カリストが保護してきた適合者達の受け入れ、及び訓練を一手に引き受け、強面に似合わない面倒みの良さで、対立組織への経歴を持ちながら、早々にメテオラ内でも立場を確立させたほど。
タカドノを慕う者も多く、自立して帰っていった者が時たま尋ねてくることがあり、その生徒が≪機関≫所属である事も。

欠点といえば、タカドノ自身、どう考えてもマフィア向きの性格をしていない為、彼の管理地だけは“ 騎士団の拠点”のような扱いを受けているところ。
タカドノも“ WAの管理者の一端”としてメテオラにいる為、度々一部の幹部と衝突してしまい、特に逆鱗の湖の幹部とは一発触発の仲。
タカドノとアートラバンそれぞれが二大戦闘部隊を構えているが、赦し難い事を見て見ぬふりができない性格と、目的の為なら多少の非合法も辞さない性格で部隊単位での睨み合いが起きている程。
こちらも戦闘能力だけは群を抜いている為、後暗さのない武力の行使は専ら彼と部下の仕事となっている。

ただ厳しいだけでは慕われないもの

人柄だけを聞くと一見無駄といわれるもの一切を嫌う風に見えるが、実はその逆の面もある。
個性・徒が好き、はその面を強く表しているひとつ。
他者からすれば無駄な事、役に立たない事でも、それが本人にとって意味のある事であるなら拘ってもいい、大切にするべきだという姿勢を持っており、その考え方で救われている教え子が多く、それが彼が慕われる要素の一つ。
慎重派な彼が唯一、教え子だけに見せる一面であり、タカドノに突っかかってくるアートラバンの、自分に向ける感情や考え方を否定しない理由でもある。
「信念の在り方はヒトそれぞれだ。私はそれを尊重する。例えそれを理由に噛みつかれようが、だ。それをこちらが受け入れるかはまた話が変わってくるがな」