菱柊

菱柊(Hishihiragi) Hジュナイパー♀

「アンタならもう名前を教えてもいいさね。ヒシヒラギ。今日からそう呼んどくれ。ヒシねぇでもいいよ?」
「見ない顔だね、やっぱりあそこから落ちてきたのかい?そうだねぇ……よし、アタシがアンタの面倒を見てやろう。1人じゃ心細いだろう?」
「ハッ、図体がちょっとデカいからってなにさ、調子乗ってると痛い目見るよ!」
「全くしょうがない子だねぇ……ほら、貸しな。そんな汚れてちゃ、せっかくの男前が台無しだ」

冷静
年齢 / 28歳
身長 / 170㎝
一人称 / アタシ
他称 / アンタ

ちからがじまん の個性を持つ、物怖じしない豪快かつ冷静な女性。
天冠の地にて、深奥様を信仰し、頂きにて防人の役割を担う一族の出。
所作は大胆で大雑把、性格も明朗快活だが、その思考は常に冷静で、時には厳しい判断を下す事も厭わない一面も。
とはいえ普段は勢いと気持ちに素直な無鉄砲が目立ち、気前がよくやや強引。スキンシップ過多なところがあり、鬱陶しがられても年下も年上も可愛がるタイプの姉御肌。

近年、翡翠の地に根を下ろそうとする部族達の増加を受け、人の子の手を借り偵察に山を降りた際、天の裂け目より落ちてきた子供を発見。
その子供が身寄りがないと知るや否や、その子供の保護を(半ば強引に)志願したお節介。
結果的にその子供が深奥様からの使命を受けていると知り、最後まで保護者としても相棒としても連れ添った。
そして「無茶ぶり」を下した己が一族が信仰するはずの神にも「こんな子供に危険な事させるなんてアタシ達の神様は実は馬鹿なのかい」と暴言すら言い放った程に不遜で人情に厚い。

巴城は故郷を同じくする幼なじみで、よく「もっと先を考えてから動きなさいよ!」と叱られつつも、丁度同じタイミングで山を降りていた為に初期から行動を共にしている。
調査の中で出会った仲間達は、玄篝がまるで舎弟。本人はそのつもりは無いのだが、姐さん姐さんと慕われている。

未来のはなし

将来的に彼女の一族は時代と共に滅んでしまうが、菱柊だけは、南国の地よりやってきたその地の土地神に仕える狩人の男性と結ばれ移住、1人の男児を授かる事になる。
ところが、幸せの最中、彼女は父子と共に、どこかで見た事のある穴に吸い込まれてしまい、行方を晦ます。
共に旅をしていた仲間でさえ、彼女のその後を知るものはいない。
しかし彼女の面影を残す男性が、現代の南国の地にて活動しているようで……──?