アオロア(Aoloa) ジジーロン♀
「そこの少年、この先の大大試練に挑むのか? ここまでくるのに頑張ったことじゃろう、もうひと頑張りじゃ、きっとラナキラがお主を見守っておるからの」
「誰がババアじゃ!……まぁ事実だがの。けれど我とて乙女じゃ、少し傷つくぞ? どうせなら可愛く『ばあば』と呼んで欲しいのう?」
「みんな我の子どものようなものよ。ふふ、少し前までこぉんなに小さかったのに、大きくなったものじゃ」
れいせい(ひるねをよくする)
年齢 / 軽く四桁
身長 / 153㎝
一人称 / 我
他称 / お主、そなた
ラナキラマウンテンに棲む長命種。
溌剌とした朗らかな性格、昔から大大試練の為に訪れる子どもたちを見かけては、エールを送るために姿を現していたふるき竜。
ニンゲンに対し友好的で、その営みや変化を愛おしいと思っており、今も変わらず彼の成長を見守る事を楽しみにしている。
普段は山のパトロールをしているか、気が向くと麓に降りて子供たちと遊んでいる。
この場合アオロアの指す【子ども】は自分より年下全てとなるため、「遊び」と称した試合に興じることも。
腰の大きなカバンには木の実などがたっぷりと詰まっており、終わった後はそれをポケモンたちや出会った子らに分けてあげている。
見た目に反し、結構な年月を生きているおばあちゃん。
つまり彼女のいう子どもの範囲は果てしなく広い。
ひとたび怒ると手が付けられないが、沸点はラナキラマウンテンより高く、彼女の記憶の中で本気で怒ったのは過去一度のみ。
親族の話
アウケアという双子の兄がいるが普段は旅に出ていて不在。
アローラに限らず様々な土地を回っているようで、過去にアオロアもその旅に同行したことがあり、その先で出会った一匹の竜と婚姻に至ったこともある。
現在、夫だった竜は、その地方の守護者から大きな使命を与えられ、それを機に婚姻関係は解消しているものの、長命同士、健やかであることを願っている。
月パ、太陽パとの関係
ふるくより生きているアオロアは、その分たくさんのことを見聞きし、同時に経験してきた。
それは守り神と外なるものの戦いであったり、とある≪穴≫に飲み込まれた狩人一族の子が、永い時を経てたった一人でアローラに帰ってきた奇跡を目の当たりにしたり。
守り神を除き唯一、彼の青年に「おかえりなさい」と言い、その両親の逝去を悼んだ存在。
星の子達にも僅かながら手を貸しており、古き竜として干渉しすぎず、不干渉でもなくという立場を貫いている。