アルツィエト(Alutziet) ★イエッサン♂
「本当なら設備も腕の立つ医者もいる真っ当な病院にいくべきでも、それができない奴はいる。俺が治してやるのはそういう奴等だ」
「全くお前たちはもう少し怪我をしない方法をとれとあれ程……俺がいるから大丈夫、じゃない。医者でも死人には何もしてやれん」
「悪いが、俺に惚れた腫れたは期待するな。医者としてお前に尽くしているだけだからな、治ったならもう来るんじゃない」
臆病(昼寝をよくする)
年齢 / 30歳
身長 / 175㎝
一人称 / 俺
他称 / お前
仏頂面標準装備の組織常駐の医師。寒がりのインドア。
通常の治療から、種族特有の能力を用いての、組織に保護されてきた個体のメンタルケアまで幅広く担当している。
元々は公的医療機関に勤めていた内科医で、様々な理由でメテオラに居着いた。
腕は確かだが、言葉も態度も刺々しいうえ怒りっぽい、その癖して心配性のいわゆるツンギレ。
問題児もそこそこいる組織内において「俺はもう知らんぞ勝手にくたばれ」と突き放す言動をしながらも、彼らを心配しては、親身に面倒を見て、無事な姿にひっそりと安堵している。
心理をある程度読み解ける能力と、本人の性格がこのようなスーパー世話焼きツンデレを生み出してしまったよう。
そんな彼は様々な問題を抱える構成員に頭が痛いと愚痴るものの、結局は親身に接する為に、組織内では「エト先生」と慕われている。
なおツンギレなのは性格だけではなく、怪我をしても診察に来ない馬鹿者達の部屋のドアを蹴破り「死にてぇアホがいるのはここか?」とキレながら診察に出向くので、所作も乱暴といえば乱暴。
好きな物は溶けきらないほど砂糖を入れた珈琲。
寝る時は死んだように寝るもので、患者でありながら助手もしているヴァルスハルをヒヤヒヤさせている。
メテオラにくるまでの生い立ち
元々居たのはいわゆるセンターと呼ばれる大手医療機関。正規の医師免許も持っている。
公的機関を離れたのは、周囲のいきもの全ての心理を強制受信してしまう体質によるものであり、メテオラへは当時の知人の周知の上で移籍している。
目的は体質の治療のため、テレパスを持つ人物に協力を求めてだったのだが、性格からか治療側に甘んじていられなかったようで、その事を知るのは移籍当時を知る者のみとなっている。
また、心理を読み解く能力に加え、自衛の為の心理学もある程度齧っている都合上、相手が求めている対応を正確にできがちで、率直にいえば惚れられやすい。
とはいえ、彼自身が個人に入れ込む、というのができない性格で、自分の気持ちを知っている筈なのになぜ応えてくれない?と詰め寄られたり。彼の場合、お節介ではあるがそれまでであり、そういった感情が絡む部分にはとてもドライ。
そういう感情を向けられた時、面倒くさくなってくるとデリカシーもへったくれもないやり方をとるのだが、そんな対応を取ったのにも関わらず彼に尽くしたがる男が現れてしまい、その男に少しずつ絆されつつある。