銀筒(Gindutsu) オヤブンHヌメルゴン♂
「オヤブンってねー、その種族の特徴が特に強く出るから色々大変なんだよ、その代わり強いけどね」
「そんなちーっさい体でよく頑張るねぇ、俺が硬い殻で守ってあげようか? え?代わりに指一本ちょうだいとか言わないかって?えーひっどい、俺のことなんだと思ってんの?」
「甘やかさないで欲しいなぁ、君の事離せなくなっちゃうじゃん。束縛は嫌でしょ?」
さみしがり
年齢 / 29歳
身長 / 200㎝↑
一人称 / 俺
他称 / 君
湿地の一角を縄張りにしていた、クソ強独占欲を自覚してる鋼メンタルのオヤブン個体。
大好きなものは最後に腹の中に収める、特別は最後まで残しておく派。
寂しさを埋めるためといい、湿地内のそこらのヌメラをかき集めて愛でてたところ、耐えきれなくなった一匹が菱柊に助けを求めてきて成敗された。
種族的に溢れ出る独占欲を制御している都合か、大概の事では動じない。
その昔はヒトを溶かして食べてたタイプのヤバい奴だが、いわく、今では友好的なつもり、という。
ヒトの姿を取るのは、ヒトに歩み寄る為というのが当ヒスイ(くじスイ)での通説となるが、彼もその理由からヒトの姿を取っているという(柔らかそうなヒトを見ると涎が垂れているのでちょっと疑わしいところ)
ヒトと話すのは寂しさが紛れて好きといい、身を護るための外殻はそのまま残しているが、鞄に見えるように革紐を巻いてみたりしてできるだけ寄せている、との事。
だってヒトと話すために擬態してるのに歩み寄る姿勢がないとか嘘でしょ?との談だが果たして……。
オヤブン個体なので当然ではあるが、猫背気味にも関わらずそれでもデカい。
成敗された後、寂しいならアタシと来な!と誘ってくれた菱柊を慕っており、進んでその巨体で盾になりにいくが、大概怒られている。
その度に「だって皆小さくてすぐ死んじゃいそうじゃん!!!」と抗議をしているが、口論はあまり得意ではないようで、納得いかぬとぶすくれているのが頻繁にみられる。
とはいえ、怪我したら心配するだろう?と言われて「しょ、しょうがないなぁ」とすぐに機嫌を直すので、ちょろいと言えばちょろい。
その裏で蓄積されている筈の独占欲は非常に危険なのだが、とりあえず現時点では上手く菱柊に手綱を握られているようで、巴城がハラハラしている。